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2025.06.09
ジメジメとしたこの季節は、気圧の変化や寒暖差、高い湿度などが影響して、むくみや倦怠感、頭重感、食欲不信振…etc. さまざまな不調を感じる人が多くなります。そんな「梅雨だる」には、腸内環境を整えることが改善のヒントになることをご存知ですか?
腸内環境を整える取り組みを「腸活」といいます。長らく、腸の役割は食べ物の消化・吸収、そして不要なものを排泄することだと考えられていました。ですが近年の研究で、腸には体の免疫細胞のおよそ7割が集まる「最大の免疫器官」であり、私たちの健康に関わるさまざまな働きを担っていることがわかってきました。
人間の体内には1,000種類以上、およそ1000兆個もの腸内細菌が棲んでいます。腸内細菌は、種類ごとにテリトリーを保ちながら塊をつくり、腸壁に張り付いています。この様子がお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼びます。腸内細菌は、体にいい影響をもたらす善玉菌、悪い影響をもたらす悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌の3タイプに分かれます。
■善玉菌…乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌など
悪玉菌の増殖を抑制し、腸内環境のバランスを整える。腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進して排出をスムーズにする。
■悪玉菌…ブドウ球菌、大腸菌(有毒株)、ウェルシュ菌など
おならや便の悪臭の元となる腐敗物質、さまざまな体の負担となる有害物質を生み出す。
■日和見菌…バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、連鎖球菌など
善玉菌、悪玉菌のうち優勢な方と同じ働きをする。確認できているものは全体の3割程度で多くは未知の菌。
3タイプの腸内細菌は、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7のバランスが理想的であるといわれています。このバランスが乱れると、下痢や便秘などの便通異常、アレルギー、認知機能の低下、肌荒れ、不眠…など、さまざまな影響を与えることもあるとされています。腸内細菌のバランスは、食生活やストレス、加齢、運動不足など、些細なことで乱れてしまいます。
腸内環境に自信がない人は、まずは食生活の見直しを。具体的にどうすればいいのかをお伝えします。
腸の働きを高めるためには、乳酸菌やビフィズス菌のように腸内環境を整える作用を持つ微生物「プロバイオティクス」と、善玉菌の餌となり活性化させる「プレバイオティクス」を同時に摂る「シンバイオティクス」を取り入れることが重要に。
■善玉菌(プロバイオティクス)を多く含む食品…納豆、ヨーグルト、キムチ、チーズ、ぬか漬け、味噌などの発酵食品
■善玉菌の餌(プレバイオティクス)となる食品…海藻類、きのこ類、豆類、根菜類、玄米、大麦、オクラなどの食物繊維を含む食品
要は、バランスのよい食事を意識することが大切です。でも、毎日完璧を目指すのはなかなか大変ですよね。まずはできることから少しずつ、発酵食品や食物繊維を食事に取り入れてみるところから始めてみませんか?
腸内環境を整える食生活を実践して、不快な季節も健やかに美しく過ごしたいですね。
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