Beauty
2022.05.31
ジメジメとした湿気が多いこの季節は、朝しっかりスタイリングしても、うねって広がったり、逆につぶれてペタンコになってしまったり…と、「髪がまとまらない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
梅雨の時期に髪がまとまらないのは、もちろんもともとの髪質もありますが、湿気により髪の水分バランスが崩れることが大きな理由です。湿度が高くなるとキューティクルが開いて、そこから水分が入りやすくなってしまうのです。ちなみに、髪の毛がダメージなどで乾燥していると、キューティクルが傷つき、さらに水分が入りやすくなります。
実は、梅雨の時期の困った髪の悩みは髪の洗い方と乾かし方に気をつけることで軽減することができます。「うねって広がる」髪と「つぶれてペタンコになる」髪とで、どんな点に注意すればよいのかを記していきますね。
髪の悩みに合わせて、どんなシャンプーを選ぶか、そしてどのように髪を洗うかは、湿気に負けない髪のベースをつくるうえで、とても重要です。毎日のことだからこそ、シャンプー選びや洗い方を一度見直してみることが大切です。
もともとの髪質もありますが、「うねって広がる」髪は、乾燥していることが多いので、しっかりと保湿すれば、うねりや広がりを軽減できるはず。ダメージヘア用、もしくはしっとりタイプのシャンプー&トリートメントをセレクトするのが正解。
髪に摩擦を与えないように頭皮をマッサージするように洗ったら、しっかりとすすぎ、トリートメントを塗布。その後、トリートメントが髪全体に満遍なくいき渡るよう、目の粗いコームで優しくとかします。少し時間を置いてから洗い流すと、しっとりまとまりやすく。
髪が細く、ハリ・コシがない髪質の人の場合、髪に水分が入るとその重さで髪がつぶれてしまいます。髪にハリ・コシを与えるタイプ、軽やかな仕上がりで、根元からふんわりと立ち上がるタイプのシャンプー&トリートメントを。頭皮環境をケアすることで、髪にハリ・コシが出る場合もあるので、頭皮ケアできるものもおすすめです。
頭皮を傷つけないように指の腹で頭皮をマッサージするように洗い、しっかりとすすぎます。すすぎ残しは頭皮がべたつき、ペタンコを加速させる原因となるので、生え際まで丁寧にすすぐこと。トリートメントは、基本的に頭皮につかないよう、中間〜毛先になじませますが、頭皮ケア用のなかには、頭皮にまで塗布できるものもあるので、製品の裏面を読んで確認してくださいね。
洗髪後、自然乾燥は絶対にNGです。頭皮を濡れたまま放置しておくと、雑菌が繁殖しやすくベタつきや匂いの原因になります。また、濡れた髪は膨張しているので、キューティクルが剥がれやすくダメージを受けやすい状態。洗髪後は素早くドライヤーで髪を乾かすことがマストです。
摩擦を与えないよう、タオルで髪を挟むように軽く押さえながらタオルドライを行い、保湿力のあるアウトバストリートメントを中間〜毛先に塗布します。セラム、オイルタイプがおすすめ。
ドライヤーを髪から20㎝ほど離し、まずは根元を乾かしていきます。一箇所に熱が当たらないよう、ドライヤーを左右に揺らしながら乾かしていくのがコツ。
根元が8割がた乾いたら、今度はキューティクルの向きに沿って斜め上から温風を当て、手ぐしを入れて整えながら乾かします。仕上げに冷風を当てると、キューティクルが閉じ、ツヤ感もアップしますよ。
摩擦を与えないよう、タオルで挟みながら軽く押さえるようにタイルドライ後、軽やかなテクスチャーのアウトバストリートメントを塗布するのがおすすめ。つけすぎると重くなってしまうので、適量を守って。
その後、ドライヤーを20㎝ほど離し、根本から乾かしていきます。このとき、いつもの分け目と反対側に髪を倒し、根元と垂直に温風を当てていくのがポイントです。
根元が8割がた乾いたら、つぶれやすいトップを垂直に持ち上げて、正面から温風を当て、トップの根元を立ち上げていきます。そのほかの部分も、手ぐしを入れて根元を少し持ち上げながら温風を当てていくのがコツです。
風量の強いもの、頭皮ケアモードのついたドライヤーを選ぶとベター。
髪悩みに合わせたシャンプー&ドライ法を実践することで、髪のベースが整い、髪の悩みが軽減するはず。スタイリング後はキープ力のあるスタイリング剤を取り入れ、ヘアアレンジで乗り切るのも一案です。
気分が晴れないこのシーズンですが、素敵な髪型で心地よく過ごしたいですね。
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