Beauty
2023.01.24
寒い外から暖かい部屋に戻ってきて、マフラーを取る時、そしてコートを脱ぐ時、気になるのがパチパチ音とともに発生するあのいや〜な静電気。「髪がブワーッと浮いてスタイリングが崩れるからイヤ!」という見た目の問題だけでなく、髪そのものに悪影響を与えているっていうこと、知っていましたか?
静電気が悪さをするのは、髪の表面にあるキューティクル。ご存知のとおり、キューティクルは髪の表面にウロコ状に並んでいて、髪の内部を保護する役割を担っています。硬いタンパク質でできていますが、反面、とてももろいのが特徴。摩擦などで簡単に傷ついたり剥がれたりしてしまいます。
つまり静電気が起きて髪同士や髪と服がこすれたりなんてもってのほか!キューティクルが剥がれ、そこから内部のタンパク質や水分が流れでて、髪は乾燥してパサパサに…。しかも、乾燥は静電気の大好物!髪が乾燥するとさらに静電気が起こりやすくなり、静電気が起こると、さらに乾燥してダメージは加速し…という、負のスパイラルに陥ってしまいます。
ちなみに静電気は髪だけでなく、頭皮にも悪影響が…。静電気が起こると、髪が空気中のホコリを引き寄せます。それが頭皮にも付着して、いつもより汚れやすくなり、ひいては頭皮のかゆみや乾燥を引き起こしてしまうこともあるんです。とにかく髪にとっては百害あって一利なし!それがあの静電気の真実なのです。
さて、ではこのいや〜な静電気をどうしたら防げるのか。その対策を一緒に考えていきましょう。そもそも乾燥が大好き…ということは、その反対の状況を作ればいいのでは?つまり、空気も髪もうるおった状態にしておくのが最大の防御策なんです。
まずは加湿器を使ってお部屋の乾燥を防ぎましょう。髪は、いつもより濃厚なうるおいを与えるヘアマスクなどのスペシャルケアをプラス。洗い流さないトリートメントなどでキューティクルをラッピングして髪内外部のうるおいを守るのも大切です。朝のスタイリングでは水ではなくヘアミストを使い、日中もヘアミルクの付け直しなどでこまめにうるおい補給できたらなお良し!トリートメントでキューティクルをしっかりケアすることで摩擦も防ぎ、結果的に静電気が起こりにくくなります。
静電気対策は、1にうるおい、2にうるおいというくらい、うるおいが鍵。髪を芯からうるおわせ、キューティクルを整えることで、今年は静電気から始まる髪のダメージスパイラルを絶ち切ってしまいましょう。
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