Beauty
2024.04.24
4月から9月にかけて、地上に降り注ぐ紫外線量が一気に増えます。シミやしわ、たるみなどのあらゆる肌のエイジング原因の約7割が紫外線による「光老化」であることはご存じの方も多いと思います。紫外線から肌を守るために、日焼け止めを塗るなどの紫外線対策を行っていると思いますが、落とし穴になっているのが目から入る紫外線です。
どんなに万全に紫外線対策を行っても、シミやそばかすが増える…という方は、目から入る紫外線のせいかもしれません。未来の美肌を守るために、目から入る紫外線がどのような影響を与えるのかをこちらでお伝えしたいと思います。
目が紫外線を浴びると、肌と同じように「日焼け」します。目から入る紫外線のほとんどが角膜や水晶体で吸収され、さまざまな目のトラブルの引き金に。それだけでなく、目から入る紫外線の刺激によって、シミの原因となるメラニンも増加します。
1:紫外線角膜炎
強い紫外線によって角膜が炎症を起こし発症する急性疾患が「紫外線角膜炎」。雪目とも呼ばれ、充血や異物感、目のカスミ、痛みなどの症状が現れます。たいていの場合は、24~48時間で自然に治ります。
2:白内障
WHO(世界保健機関)によると、水晶体が白濁する病気の原因の約2割が紫外線によるものだとか。水晶体に蓄積された紫外線が水晶体のたんぱく質を白く濁らせます。目のかすみ、視力低下などの症状が現れ、進行すると失明する場合も…
3:メラニンの生成量が増加
目から強い紫外線が入ると、それを感知した脳が体内にメラニン色素の生成を命令。そもそもメラニン色素は、紫外線から肌の細胞破壊などを防ぐためにつくられるもの。正常な防衛反応なのですが、過剰に作られてしまうと、シミやそばかすの原因になってしまいます。
肌や髪の紫外線対策をしっかり行っていても、目が無防備では台無しに…大切な目を紫外線から守るためには、紫外線カット機能がついたコンタクトレンズ、メガネ、サングラスの使用がおすすめです。帽子や日傘と併用することもより効果的ですよ。コンタクトレンズを使用している方は、お使いのレンズの商品情報を確認して紫外線カット機能の有無をチェックしてみてください。サングラスやメガネの選び方にはちょっとしたコツがあるので、そちらを記しておきますね。
1:紫外線透過率に注目
紫外線カットメガネは、レンズに紫外線吸収剤を配合したり、レンズ表面にコーティング剤を塗るなどして、特殊な加工を施したもの。紫外線カットメガネの効果は、紫外線カット率や紫外線透過率を表す「UV380」「UV400」などの表示で判断できます。一般的に「UV380」では紫外線の90%、「UV400」では紫外線の99%をカットできるのだとか。
サングラスの場合は、レンズの色の濃さは関係なく、「紫外線カット機能付き」の表示があるかどうかが重要になります。ちなみに、日本で「サングラス」とうたわれているものは、JIS規格で必ず「紫外線透過率」を表示しなくてはならないそうです。
レンズの紫外線カット機能には寿命があるので、3~5年ごとに新調するとよいですよ。
2:顔にフィットするものを
紫外線は正面からだけでなく、サングラスの上下左右からも容赦なく入ってきます。肌とサングラスのすき間がなるべくできないよう、顔にフィットするものを選ぶとよいでしょう。
3:濃すぎるレンズを避けること
前述のとおり、レンズの色の濃さと紫外線カット機能は関係ありませんが、「紫外線カット機能付き」の場合も濃い色のレンズは避けた方がよいと言われています。
レンズの色が濃いサングラスは、目に入る光の量が減ります。そうすると、しっかり見ようと瞳孔が開き光を取り込もうとすることで、かえって紫外線が目の中に入りやすくなるのだそう…サングラスのレンズの色は、薄めを選んでみてください。
今年は無防備になりがちな目の紫外線対策をプラスして、大切な目と肌を紫外線からしっかり守りたいですね。
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