ヘアカラーによるかぶれを防ぐには

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2022.06.21

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カラーリングをしたのに、かぶれてしまったらオシャレどころではありません。特にアレルギーをもっていなくても、また、以前使用して問題のなかったカラー剤を使ったとしても、かぶれてしまうことがあります。かぶれの原因と予防法を知って、ヘアカラーを上手に使い、キレイを楽しみましょう。

ヘアカラーによるかぶれの原因と種類

ヘアカラーによるかぶれは、「皮膚炎」(「刺激性接触皮膚炎」もしくは「アレルギー性接触皮膚炎」)とその日のコンディションによるものが考えられます。
「皮膚炎」によるかぶれは、30分程度ですぐに現れるものもあれば、48時間以上してから現れるものもあります。

<皮膚炎によるかぶれ>
「刺激性接触皮膚炎」とは、刺激物が体内に侵入したことによって起こるかぶれで、たとえば刺激のもととなっている薬剤が頭皮についてる場合は、すぐにかゆみや痛みを感じることがあります。

また「アレルギー性接触皮膚炎」とはアレルゲンが皮膚と接触することで起こるアレルギー反応のことで、6時間~半日後くらいから痒みを感じはじめ、その後、赤みや腫れなどの症状が出てくる場合があります。48時間ほど経過したころに症状がひどくなるケースが多いようです。

<その日のコンディションによるかぶれ>
頭皮の表面にはバリア機能があり、有害物質の侵入を防いでいます。ですが、頭皮が傷んでいるときや、体調が悪いときはバリア機能が崩れ、過敏に反応することがあります。カラーリング直前のブラッシングやシャンプーも頭皮を傷つけてしまうことがあるため、避けるようにしましょう。

パッチテストとかぶれへの対処

カラーリングによるかぶれを防ぐためには、パッチテストが欠かせません。カラーリングをする48時間前に、必ず行いましょう。

<パッチテストの方法>
1.剤式ヘアカラーの場合は、第1剤と第2剤を指定された割合で取り出し、新しい綿棒で混ぜ合わせ、テスト液を作ります。

2.テスト液を綿棒にとり、腕の内側に10円玉大にうすく塗ります。30分放置して乾かない場合は付け過ぎです。こすらずに軽く拭き取ります。

3.テスト30分後の皮膚を観察します。

4.さらに48時間後に皮膚の状態を観察します。テスト部位は、48時間後まで水に濡らさないようにしましょう。

5.赤みや痒み、発疹、水疱、刺激などの異常がないことを確認できたら、すぐにカラーリングをします。

6.使い続けることでアレルギー反応を起こすこともあるので、ヘアカラーの前には毎回パッチテストをしましょう。

<かぶれへの対処>
万が一、かぶれなど皮膚の異常が現れたら、すぐにぬるま湯などでカラー剤を洗い流しましょう。そしてすみやかに、医療機関を受診しましょう。
かぶれたままカラーリングを続けると、かぶれや腫れの範囲が広がり、ひどい場合には全身に及ぶこともありますので、くれぐれも「大丈夫だろう」と自己判断をしないでください。また、これまでにかぶれたことのある人は、ヘアカラーを使わないように注意してください。

かぶれにくいヘアカラーを選ぼう

ヘアカラーは種類により使用している薬剤が異なります。比較的刺激の少ないヘアマニキュアやヘアカラートリートメントなどをうまく活用しましょう。

「ヘアマニキュア」や「ヘアカラートリートメント」は、2剤式に用いられている酸化染料や脱色成分を使用しないため、アレルギーリスクが低く、髪や頭皮にやさしいのが特徴です。「ヘアマニキュア」は、髪の表面付近を染める方法で、明るい髪色に変えるのは難しいため、白髪染めに良く使われています。また、「ヘアカラートリートメント」は、数回使用していくうちに徐々に染まっていくものです。洗髪後のトリートメントとして使うことができます。

髪に優しいものを選んで、カラーリングを楽しみたいですね。

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