Beauty
2025.09.02
紫外線、エアコンによる乾燥と冷え、汗や皮脂、海やプール…、夏の間に蓄積したヘアダメージが、秋になると一気に表面化します。髪のツヤの低下、パサつき、枝毛や切れ毛…などのダメージサインを感じたら、早い段階で正しいケアを取り入れることが大切です。
とくに40代以降の女性は、ホルモンバランスの変化に伴い、ダメージが加速しやすいので念入りなケアが不可欠に。大人の女性が「顔のフレーム」である髪を美しく保つためには、「ダメージを受けてしまった髪を補修し、ダメージの進行を食い止めるケア」と「未来の健やかな髪を育むケア」を両輪で行うことが重要です。ふたつのケアを効果的に行う、ステップをご紹介したいと思います。
まず、見直すべきは日々の洗髪です。毎日のことだからこそ、正しい洗い方のマスターが重要に。正しいシャンプーを行うことで、「ダメージを受けてしまった髪を補修し、ダメージの進行を食い止めるケア」と「未来の健やかな髪を育むケア」の両方を叶えることができるのです。シャンプー剤は、必要な潤いを残し、汚れだけを落とすことができるアミノ酸系がおすすめです。
STEP1:洗髪前のブラッシングと予洗いが重要
シャンプー前のブラッシングと予洗いが美髪へのファーストステップです。ブラッシングで髪の絡まりを解き、汚れを浮かせて落としやすくしておくことをお忘れなく。ブラシを密着させてブラッシングすることで、頭皮の血流を促進する効果も。
シャンプー前の予洗いも大切です。さっと濡らしてシャンプーを塗布するのではなく、シャワーを使って2〜3分ほどかけてしっかり予洗いを。その後のシャンプーの泡立ちもよくなり、シャンプー剤の過度な使用の予防にも。
STEP2:シャンプーの一番の目的は頭皮の洗浄
シャンプーの一番の目的は、頭皮に付着した皮脂や、お湯では落ちない汚れを落とすことだと心得て。シャンプーを頭にのせて、指の腹で頭皮を揉むように優しく洗います。このとき、シャンプー時に使用できるスカルプブラシを取り入れることで、頭皮を傷つけることなく毛穴の汚れまで効率よく落とすことができるのでおすすめ。耳の後ろや首の後ろは、洗い残しが多く汚れが溜まりやすい場所なので、意識して洗うことを心がけて。
髪の汚れは泡をなじませるだけで落とすことができます。ゴシゴシ擦って摩擦を与えないよう注意。洗い終わったら、しっかりと髪をすすぎます。
STEP3:トリートメントやヘアマスクでダメージ補修
シャンプーのあとは、髪表面をなめらかに整えるリンスやコンディショナーではなく、髪内部まで浸透しやすいタイプのトリートメントやヘアマスクを取り入れて。トリートメントやマスクは、頭皮につかないよう、ダメージが蓄積している毛先から塗布していきます。シャンプー後、水気を切りすぎないようにするのが、トリートメントやヘアマスクをまんべんなくなじませる秘訣です。その後、商品の使用方法に合わせてすすぎ流し、タオルドライを。
STEP4:アウトバストリートメントを塗布後ドライ
タオルドライ後は目の粗いコームで毛流れを整え、中間〜毛先にアウトバストリートメントを塗布します。このとき、髪表面だけでなく、内側への塗布もお忘れなく。その後、髪の根元から順に温風で乾かしていきます。ドライヤーを小刻みに動かしながら、もう片方の手で髪を揺らし、しっかりと温風を行き渡らせます。風量が大きいものを選び、素早く乾かして。根元がしっかり乾いてから、中間〜毛先のドライを。仕上げに冷風を当てるとキューティクルが引き締まり、艶やかさがアップします。
日々のシャンプー以外で、美髪のために取り入れるべきは、ダメージの要因となる紫外線から髪と頭皮を守るUVケアと、健やかな髪を育む土壌へ整える育毛剤の使用です。
UVケアはおでかけ前に手軽に使えるスプレータイプがおすすめ。一年中降り注ぐ紫外線からしっかりプロテクトを。育毛剤は、洗髪後の清潔な頭皮と朝のスタイリング前の一日2回使用します。頭皮を保湿しながらヘアサイクルを整え、健やかな髪の育成を助けます。
美髪を保つうえで、気をつけたいのが髪の摩擦です。摩擦は、髪の表面を覆うキューティクルを傷つけ、乾燥やパサつき、枝毛、切れ毛を引き起こします。摩擦を防ぐためにとくに気を付けるべきは、ブラッシング、洗髪、就寝の3つのシーンです。
シーン1:ブラッシングは毛先から優しく
いきなり根元からブラッシングしている人も多いのでは? とくに絡まりやすい毛先から優しく行うことが大切です。力任せに絡まりをほぐすのは絶対NG。静電気を抑えるために、天然毛を配合したものや静電気防止機能つきブラシを選ぶとベター。
シーン2:髪の擦り洗いは避けること
洗髪時に髪を擦り洗いしている人はいませんか?先述のとおり、髪の汚れはシャンプーの泡をなじませるだけで落ちるので、キューティクルの剥がれに繋がる擦り洗いは避けること。
そしてもう一点、タオルドライ時の摩擦にも要注意です。髪の水分を軽く絞ってから、吸水性の高いタオルで優しく押さえるようにして水分を吸わせます。タオルが濡れてきたら途中で交換して。
シーン3:枕カバーの見直しを
寝ている間に、枕カバーとの摩擦で髪のダメージが進行している可能性が。摩擦の大きいタオル地や静電気が起きやすいポリエステルは避けるのが無難。美髪のためにおすすめしたいのが、シルク素材の枕カバー。摩擦を軽減するなめらかな質感であること、吸水性と放湿性に優れているので汗をかきやすい季節も快適に過ごせることが最大のメリット。シルクはヒトの肌に近いタンパク質でできているため、肌への刺激が少ない点もグッド。シルクキャップを取り入れるのも一案。ロングの人は就寝時に髪をゆるく束ねるのも、枕との摩擦を軽減するのに効果的です。
夏に受けたヘアダメージは、毎日のシャンプーや小さな習慣を見直すことで、ケアすることができます。「顔のフレーム」である髪にツヤを取り戻せば、表情までも明るく生き生きと輝くはずです♡
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