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2026.07.17

「年齢とともに髪のうねりが気になってきた」「雨の日や湿気が多い日に髪がまとまらない」そんな悩みを感じていませんか。特に40代頃からは、髪質の変化によってうねりや広がりが気になり始める方も多いようです。
この記事は、ヘアケアブランド「ラサーナ」の編集部が、研究開発部所属の毛髪診断士への取材・監修のもと執筆しています。髪がうねるしくみや原因、今日からできる対策についてわかりやすく解説します。
Contents
朝のスタイリングでせっかく髪を整えても、時間が経つにつれてうねりや広がりが気になることはありませんか。同じように見えるうねり髪でも、その原因は人によって異なります。
髪のうねりは、「毛穴・毛包の形」「髪内部の構造」「髪内部の水分バランス」の3つが関係しています。まずは、髪がうねるしくみを見ていきましょう。
髪のうねりは、主に「毛穴(毛包)の形」「髪内部の構造」「髪内部の水分バランス」の3つが影響しています。それぞれのしくみを知ることで、自分に合ったケアを選びやすくなります。
① 毛穴(毛包)の形が曲がるとうねりやすくなる

髪は毛穴(毛包)から生えてきます。毛穴がまっすぐであれば髪も比較的まっすぐ伸びやすくなりますが、毛穴の形がゆがんでいると、生えてくる髪にもクセがつきやすくなります。この毛穴の形は、生まれつきの特徴だけでなく、加齢による頭皮のハリ低下や頭皮環境の変化によっても影響を受けることがあります。
② 髪内部の構造に偏りがあるとうねりやすくなる

髪の内部にあるコルテックスには、硬さの異なる2種類の細胞があります。この2種類のバランスに偏りがあると、髪の曲がり方に差が生まれ、うねりとして現れます。この偏りは、生まれつきの場合もあれば、加齢による髪質の変化などによって目立ちやすくなる場合もあります。
また、紫外線やヘアカラー、ヘアアイロンの熱などによるダメージで髪内部の結合がくずれると、くせやうねりが強まることがあります。
③ 髪内部の水分バランスが乱れるとうねりやすくなる
髪は湿気などの影響を受けると水分を吸収します。しかし、髪内部の水分バランスが乱れると、一部分だけが大きく膨らみ、うねりや広がりにつながります。特に、キューティクルが傷んだ髪は水分が出入りしやすくなるため、湿気の多い日ほどまとまりにくくなる傾向があります。
こうした髪のうねりは、大きく「生まれつきのもの」と「後から現れるもの」に分けられます。次に、うねりのタイプについて見ていきましょう。
髪のうねりには、大きく分けて二つのタイプがあることをご存知でしょうか。一つは「先天性のうねり」、もう一つは「後天性のうねり」です。子どもの頃からうねりがある場合もあれば、年齢を重ねるにつれて気になり始める場合もあります。まずは、ご自身のうねりがどちらのタイプに近いのか確認してみましょう。
先天性のうねり(生まれつきのくせ毛)
先天性のうねりは、生まれつきのくせ毛によるものです。
毛穴(毛包)の形や、髪内部にあるコルテックスのバランスなど、生まれつきの特徴によって髪がうねりやすくなります。子どもの頃からくせ毛だった方や、ご家族にくせ毛の方がいる場合は、このタイプの可能性があります。
生まれつきの特徴そのものを変えることは難しいものの、髪質に合ったヘアケアやスタイリングを取り入れることで、うねりを抑え、扱いやすい髪へ整えることは可能です。
後天性のうねり(後から出てきたくせ毛)
後天性のうねりは、加齢やダメージ、頭皮環境の変化などによって現れるうねりです。
「以前は気にならなかったのに、最近うねりや広がりが目立つようになった」という場合は、後天性のうねりかもしれません。特に40代頃からは、髪質や頭皮環境の変化によってうねりを感じやすくなることがあります。
後天性のうねりは、原因に合わせたケアを行うことで改善が期待できます。次に、後天的な髪のうねりを引き起こす主な原因について見ていきましょう。
「以前は気にならなかったのに、最近髪がうねるようになった」と感じている方は少なくありません。加齢やダメージ、頭皮環境の乱れ、生活習慣などが重なり合い、「毛穴・毛包の形」「髪内部の構造」「髪内部の水分バランス」に影響を与えることで、うねりや広がりが目立ちやすくなります。
ここでは、後天的な髪のうねりを引き起こす4つの主な原因についてご紹介します。
ラサーナが過去に14,053名を対象に実施したアンケートでは、「あなたの髪質は?」という質問に対し、「くせ毛」と回答した人の割合が40代〜50代で大きく増加する傾向が見られました。ラサーナでは、この時期を「おとなの髪の曲がり角」と呼んでいます。

それまで髪質に大きな悩みがなかった方でも、「最近うねりや広がりが気になるようになった」「髪がまとまりにくくなった」と感じ始めるタイミングです。
加齢は、髪のうねりを引き起こす要因のひとつです。加齢によって頭皮のハリが低下すると、毛穴の形が変化し、生えてくる髪にクセがつきやすくなることがあります。また、加齢によって髪内部の構造にも変化が生じ、内部のバランスが乱れることで、うねりが目立ちやすくなることがあります。
紫外線やヘアカラー、パーマ、ヘアアイロンの熱などによるダメージも、髪のうねりの原因のひとつです。
髪がダメージを受けると、髪表面のキューティクルが乱れたり、髪内部の結合や構造に影響が出たりすることがあります。その結果、髪内部のたんぱく質や水分が失われやすくなり、「ダメージホール」と呼ばれる空洞ができることがあります。
ダメージホールがある部分は湿気を吸収しやすくなるため、髪の中で水分バランスが乱れます。その結果、髪が均一に膨らまず、うねりや広がりとして現れることがあります。
特に、カラーやヘアアイロンを日常的に使用している方は、紫外線対策や内部補修を意識したダメージケアを取り入れることが大切です。
頭皮環境の乱れも、髪のうねりに関係すると考えられています。
シャンプーのすすぎ残しや皮脂、古い角質などが毛穴にたまると、頭皮環境が乱れやすくなります。また、頭皮のハリが低下したり硬くなったりすることで、毛穴・毛包の形に影響を与えることもあります。
毛穴・毛包の形が変化すると、生えてくる髪にクセがつきやすくなり、うねりにつながることがあります。
健やかな髪を育むためには、頭皮を清潔に保ち、頭皮環境を整えることも大切です。
髪の健康は、生活習慣とも深く関わっています。
髪の主成分であるたんぱく質や、健康な髪を育むために必要なビタミン・ミネラルが不足すると、髪が細くなったりハリやコシが失われたりすることがあります。その結果、湿気などの影響を受けやすくなり、うねりが目立つことがあります。
また、睡眠不足やストレスは頭皮環境の乱れにつながることがあります。頭皮の血行が悪くなると、髪に必要な栄養が届きにくくなり、健やかな髪が育ちにくくなることもあります。
バランスのよい食事や十分な睡眠、適度なストレスケアを心がけることも、うねり対策のひとつです。

髪のうねりは、原因に合わせたケアを取り入れることが大切です。頭皮環境を整えるケア、髪内部を補修するケア、水分バランスを保つケアを組み合わせることで、うねりを抑えやすくなります。ここでは、毛髪診断士監修のもと、今日から取り入れやすいうねり対策をご紹介します。ご自身の髪質やライフスタイルに合わせて、できることから始めてみましょう。
髪のうねり対策の基本は、毎日のシャンプーとトリートメントです。
シャンプーでは、頭皮を清潔に保ちながら、髪や頭皮に必要なうるおいを守ることが大切です。アミノ酸系洗浄成分を配合したシャンプーは、必要なうるおいを守りながら汚れを落とせるため、乾燥が気になる方にもおすすめです。また、シャンプー前にブラッシングや予洗いを行い、すすぎ残しがないよう丁寧に洗うこともポイントです。
シャンプー後は、髪内部を補修するトリートメントやヘアマスクを取り入れましょう。髪内部のダメージホール(空洞)を補修し、うるおいを保つことで、水分バランスが整いやすくなります。毛先を中心になじませ、頭皮にはつけないよう注意します。髪に水分が残った状態でなじませると広げやすくなります。その後は、商品の使用方法に合わせてすすぎ流しましょう。
髪のうねりや広がりを抑えるためには、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を取り入れるのもおすすめです。
髪は、ドライヤーの熱や紫外線、乾燥、湿気など、日々さまざまなダメージを受けています。アウトバストリートメントは髪表面をコーティングし、水分の蒸発を防ぐとともに、外部刺激から髪を守る役割があります。
うねりや広がりが気になる方には、髪表面をコーティングしてキューティクルを整え、湿気の影響を受けにくくするオイルタイプがおすすめです。
一方、髪内部の乾燥によるパサつきが気になる方は、うるおいを補給し、髪内部の水分バランスを整えやすいミストタイプがおすすめです。シャンプーやトリートメントで補修した髪を守るためにも、毎日のヘアケアに取り入れてみてください。
髪のうねりを抑えるためには、ドライヤーでしっかり乾かすことも大切です。濡れた髪はキューティクルが開いた状態のため、自然乾燥すると乾燥やダメージの原因になることがあります。
タオルドライ後は、洗い流さないトリートメントをなじませてからドライヤーを使いましょう。乾かすときは毛先ではなく根元から乾かすのがポイントです。髪をかき分けながら地肌までしっかり乾かし、その後中間から毛先へと風を当てていきます。髪を軽く引っ張りながら上から下へ毛流れに沿って風を当てることで、キューティクルが整いまとまりやすくなります。
仕上げに冷風を当てることで、ツヤのあるまとまりやすい髪に仕上がります。
頭皮環境の乱れは、髪のうねりの一因になることがあります。健やかな髪は、健やかな頭皮から育つため、頭皮環境を整えることも大切です。
頭皮マッサージは、入浴中やお風呂上がりなどに手軽に取り入れられるケアのひとつです。頭皮をやさしくほぐすことで血行を促し、健やかな頭皮環境づくりをサポートします。指の腹を使って頭皮全体をやさしくほぐすように行いましょう。


髪の健康は、毎日の生活習慣とも深く関わっています。
髪の主成分であるたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルなどをバランスよく摂ることは、健やかな髪を育むための土台になります。また、睡眠不足やストレスは頭皮環境の乱れにつながることがあるため、十分な睡眠とリフレッシュできる時間を意識することも大切です。
毎日のヘアケアとあわせて生活習慣を見直すことも、うねり対策のひとつです。
朝のスタイリングでは、寝ぐせやうねりが気になる部分を軽く濡らしてから整えるのがポイントです。乾いたまま無理に整えようとすると、クセが残りやすくなります。
このとき、水だけで濡らすのではなく、ヘアミストを活用するのもおすすめです。ヘアミストは髪にうるおいを与えながら整えやすい状態に導き、ドライヤーやヘアアイロンの熱、乾燥などから髪を守る役割もあります。
ドライヤーでブローする際は、髪を軽く引っ張りながら上から下へ毛流れに沿って風を当てることで、キューティクルが整いまとまりやすくなります。
また、ヘアアイロンを使用する場合は、髪が完全に乾いた状態で使いましょう。高温で長時間当て続けるとダメージの原因になるため、適切な温度で手早く仕上げることが大切です。
仕上げにスタイリング剤をなじませることで、湿気による広がりやうねりを抑えやすくなります。

「雨の日はどう対策すればいい?」「前髪のうねりはどう直す?」など、髪のうねりについて気になる疑問を、毛髪診断士に教えてもらいました。
A.外出先で髪のうねりや広がりが気になった場合は、少量のヘアオイルやバームを毛先や広がりやすい部分になじませるのがおすすめです。髪表面をコーティングすることで、まとまりやすくなります。
また、どうしてもまとまらない場合は、ポニーテールやお団子などのまとめ髪にするのもひとつの方法です。
雨の日や梅雨時期は、朝のスタイリング時にヘアオイルやバームなどを使って髪表面を保護しておくと、うねりや広がりの予防につながります。
A.縮毛矯正やストレートパーマは、髪のうねりを抑える方法のひとつです。ただし、それぞれ施術の目的や仕上がりが異なるため、ご自身の髪質やクセの強さに合わせて選ぶことが大切です。
メリットは、毎日のスタイリングが楽になることです。朝のセット時間を短縮でき、雨の日や湿気が多い日でも髪がまとまりやすくなります。
一方で、薬剤や熱によるダメージがかかるため、施術後のヘアケアが欠かせません。また、髪が伸びると根元との境目が気になりやすく、定期的なメンテナンスが必要になります。
施術を検討する際は、髪の状態やライフスタイルも踏まえて、美容師に相談しながら選ぶとよいでしょう。
A.前髪のうねりは、顔の印象を大きく左右するため、特に気になるという方も多いでしょう。
前髪を整える際に大切なのは、「前髪の根元リセット」です。寝ぐせやうねりの原因となる根元のクセを取るために、前髪全体を水や寝ぐせ直しミストなどで軽く濡らしましょう。その後、ドライヤーの風を根元に当てながら、指で左右に振るように乾かします。根元から整えることで、生えグセやうねりを抑えやすくなります。
また、ヘアアイロンを使う場合は、髪が完全に乾いた状態で使用しましょう。高温で長時間当て続けるとダメージの原因になるため、低めの温度で手早く仕上げるのがおすすめです。仕上げにポイントスプレーを前髪へ軽く吹きかけると、整えたスタイルをキープしやすくなります。

髪のうねりは、生まれつきの髪質だけでなく、加齢による髪質の変化やダメージ、頭皮環境の乱れなど、さまざまな要因によって起こります。
特に40代頃からは、「以前よりうねりや広がりが気になる」と感じる方も増えてきます。しかし、髪のうねりは原因に合わせたケアを続けることで、扱いやすくなることがあります。
毎日のシャンプーやトリートメントの見直し、アウトバストリートメントの活用、正しいドライヤーのかけ方、頭皮ケアなど、できることから少しずつ取り入れてみましょう。
自分の髪の状態を知り、適切なケアを続けることが、まとまりやすく自信の持てる髪への第一歩です。毎日のヘアケアを見直しながら、うねりに負けない美しい髪を目指しましょう。


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