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疲れやむくみ、ぽっこりお腹が気になるときは―薬味で内臓冷えをととのえる「食べる温活」3つのルール

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2025.11.12

新田 晃代

[ビューティエディター]

新田 晃代

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この頃、「なんだか疲れが抜けない」、「むくみやすい」、「お腹が出てきた」と感じている人、いませんか?それ、もしかしたら「内臓の冷え」が関係している場合もあります。
手足の冷えと異なり、体の内部の冷えは自覚症状が少ないため、「隠れ冷え」とも呼ばれています。内臓が冷えているかどうかを確認するには、手を温めた状態で、みぞおちのあたりを触るだけ。手よりもお腹の方が冷たいようであれば、内臓が冷えている可能性があります。

内臓冷えは、消化器系の不調や代謝の低下、自律神経の乱れ、免疫力の低下などを引き起こすこともあるため、日々の生活リズムや食事を見直すきっかけにしてみましょう。カイロなどで直接お腹を温めるほか、毎晩ちゃんと湯船に浸かる、適度な運動を行う…などのライフスタイルの立て直しも不可欠。加えて、食生活に気をつけて体の内側からととのえることも重要です。そういうわけで今回は、内臓を温める食生活、「食べる温活」についてお伝えしたいと思います。

「内臓冷え」をととのえる3つの食事のルール

■ルール1:冷たい飲み物やカフェインを控える

氷の入った冷たい飲み物は、直接胃腸を冷やし、本来の働きを低下させます。また、血管を収縮させ、利尿作用のあるカフェインも内臓を冷やすといわれています。
カフェインは含まれますが、紅茶や烏龍茶など発酵させた茶葉は、体を温める性質をもちます。常温か温かいもの、ノンカフェインを選ぶのもおすすめです。
食事の際に、温かいスープをプラスするのもおすすめです。
おすすめの飲み物…白湯、ルイボスティー、ココア、紅茶、烏龍茶など

■ルール2:体を温める食材を選ぶ

ざっくりではありますが、体を温める食材の見分け方をお伝えしますね。

①秋冬が旬の食材…夏に旬を迎える食材は体を冷やしやすい傾向に。反対に秋から冬にかけて旬を迎える食材には体を温める効果が。ダイコンやニンジン、カボチャなどの秋から冬にかけて旬を迎える野菜は体を内側から温める食材として親しまれています。反対にトマトやキュウリ、オクラなど、夏に旬を迎える野菜は体を冷やしやすい傾向に。「旬な食材」を食べることは、体を整えるうえで大切なことなのです。

②寒い地方でとれる食材…温暖な地域でとれるものよりも、寒い地域でとれるものの方が体を温めるものが多いのでひとつの目安に。たとえば、熱帯地域が原産のスイカやバナナ、パイナップルなどは体を冷やしますが、リンゴやブドウ、モモなど寒い地域でとれる果物は体を温める食材として親しまれているので、ぜひ取り入れてみてください。

■ルール3:薬味を積極的に取り入れる

日本の食卓に欠かせない薬味。単に香りづけや彩りを添えるためのものではなく、食事をおいしく、体をいたわるための知恵がつまった薬味。上手に取り入れたいところです。
寒い季節にとくにおすすめしたい薬味は以下の4つです。

①ネギ…日本人にもっとも身近な薬味であるネギ。実はあの特有のにおいの素となる成分「アリシン」には体を温める働きがあるといわれています。
青ネギよりも白ネギ(長ネギ)の方が、アリシンを豊富に含むため、特に体を温めたい寒い季節には白ネギをセレクトするのが良さそう。

②ニンニク…ネギの仲間であるニンニクも「アリシン」を豊富に含み、体を温める働きがあるといわれています。
気になるにおいは、加熱することで若干抑えられます。またリンゴに含まれるリンゴポリフェノールに、においを軽減する働きがあるので、食後にリンゴやリンゴジュースを。刺激が強いので、食べ過ぎると胃腸に負担がかかるので1日1〜2片までに。

③トウガラシ…体を温める薬味の代表格であるトウガラシ。口に入れるとヒリヒリしますが、同時に体がポカポカして汗がにじんできたという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。これは辛味成分である「カプサイシン」によるもの。血流を促進して体を温めるほか、胃腸の粘膜を刺激し、消化を促す働きも。

④ショウガ…ショウガも体を温める薬味として名高いですよね。その働きを担うのが、特有の辛味成分である「ジンゲロール」。ジンゲロールは加熱すると「ショウガオール」に変化して体を温める力がさらにアップするので、白湯やお茶、スープなどの温かい液体に混ぜて飲むのがおすすめです。

ニンニクとショウガはチューブタイプを使用してもOKですが、ひと手間加えて「発酵」させておくと、いろいろな料理に使えて便利です。筆者が実践している、「ニンニク麹」と「発酵ショウガ」の簡単レシピを記しておきますね。参考にしていただけるとうれしいです。

 

<ニンニク麹>
材料
・ニンニク中1個(50gくらい)
・米麹100g
・塩20g
・水120cc

作り方
①皮をむいたニンニクと水半分をフードプロセッサーに入れて撹拌する。
②ジップ付き保存袋に米麹と塩を入れ、おろしニンニクを加える。少しずつ残りの水を足していく。
③炊飯器の内釜に布巾を敷き、②をのせて上に布巾をかけ、蓋を閉めずに保温機能で6時間ほど温める。
④粗熱がとれたら清潔な瓶に移しかえ冷蔵庫で保管し、約2週間を目安に使い切るのがおすすめです。
肉の下味をつける際や、野菜を炒めの味付け、サラダのドレッシング…と幅広く使えます

<発酵ショウガ>
材料
・ショウガ適量

作り方
①ショウガをよく洗い、水気を切ってから皮ごと擦りおろす。フードプロセッサーを使用してもOK。
②①を清潔な瓶に詰め、空気に触れないよう表面にラップをかけ密封してから蓋をして、冷蔵庫で2週間保管。途中で蓋を開けないことが重要です。こちらは冷蔵庫で保管し、半年を目安に使い切るのがおすすめです。
こちらは通常のおろししょうがと同じように使用できます。

体の内側から「内臓冷え」を改善して、疲れにくく、スッキリとしたボディラインを手に入れましょう!

 


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