Beauty
2022.02.24
毎日シャンプーをしているのに頭が臭う、なんてことはありませんか? せっかく良い香りのシャンプーを選んでいるのに、どうしてでしょう。それは髪がきちんと洗えていないからかもしれません。今回は、頭皮や髪の臭いの原因と正しいシャンプーでの臭いの対策について、お伝えします。
頭皮の臭いの原因は、主に3つあります。
●シャンプーやトリートメントの洗い残し
●シャンプー後の自然乾燥による雑菌の繁殖
●体臭
もっとも多いのがシャンプーなどの洗い残しです。洗い残しは頭部や髪の毛だけを注意するのではなく、体全体を気にする必要があります。特にロングヘアの場合、シャンプーの成分が背中や胸などに残りやすくなります。頭から足先へ、上から下へ順に洗うなど、洗浄成分を肌に残さないようにしましょう。
次に、自然乾燥をさせた場合は、ドライヤーを使った場合より多くの水分が髪に残ります。細菌は36℃程度の温度がもっとも活発で、フケや皮脂など細菌の栄養となる有機物の汚れや、水分があると増殖し、臭いの原因になるのです。
さらに、30代以降になると女性も加齢臭が出てきます。皮脂の酸化によって発生するノネラールという成分が、年齢とともに増え、それが臭うのです。頭や耳の後ろ、首筋などの皮脂腺が多いところは要注意です。また、肉食やアルコール摂取によっても体臭がきつくなる傾向があります。頭皮の洗浄をしっかり行い、生活習慣の見直しを行いましょう。
シャンプーは髪の汚れやフケをしっかり落とし、キューティクルを傷めないように行うのがポイント。洗い残しや洗いすぎがなく、臭いを発生させないための正しいシャンプーの方法をご紹介しましょう。
1.シャンプー前のブラッシング
いきなりシャンプーをしていませんか? まずは、目の大きいブラシで軽くブラッシングしましょう。地肌近くの汚れを浮き上がらせ、からまりや抜け毛による髪同士の摩擦を防ぐことで、ダメージを防げます。また、軽いマッサージ効果も期待できます。
2.予洗い
お湯でホコリや汚れを落とし、髪や頭皮をお湯でしっかりと濡らします。この行程を2~3分かけて丁寧に行うことで、その後のシャンプーの泡立ちがアップします。
3.頭皮を洗う
シャンプーを泡立て、髪全体になじませます。泡で頭皮を洗うことで、泡のクッションが髪同士の摩擦を防いでくれます。
4.マッサージ
爪をたてずに指の腹で、生え際から頭頂へ円を描くようにマッサージをします。前頭部や頭頂部は特に皮脂が多いので丁寧に行いましょう。頭皮の緊張をほぐすことで血流がアップし、髪に栄養が行き届きます。その結果、フケやかゆみ対策にもなります。この時もなるべく髪をこすらないように行いましょう。髪の外側にあるうろこ状の「キューティクル」は非常に薄い膜で、乾燥や摩擦に弱いのが特徴です。汚れが強い場合は2度洗いしましょう。
5.すすぐ
ヌルヌルした感触が残らないよう、すすぎはしっかりと行いましょう。目安は2~3分。髪だけでなく、地肌までお湯が行き渡るように十分行い、顔の周りや体についた洗浄成分の洗い残しがないよう、注意しましょう。洗い残しは臭いだけでなく肌トラブルの原因にもなります。
素早く乾かすことで、臭いの原因である細菌の繁殖を防ぎましょう。ドライヤーのあて方にもコツがあります。
1.手のひらでたたいて水気を十分にとる
あらかじめタオルドライを十分に行って、毛髪を適度に乾燥させてからドライヤーをあてると、早く乾きます。
2.ドライヤーは15~20cmほど髪から離す
髪の根元からドライヤーをあてると早く乾いて、ふわっとした仕上がりになります。髪の間に指を入れて、とくように乾かすとよいでしょう。
毎日シャンプーをしているのに臭いが気になるという人は、毎日のシャンプーやドライヤーのあて方、髪の乾かし方に問題がないか見直してみて。毎日の習慣だからこそ、正しい方法でケアをして気になる臭いとサヨナラしましょう。
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