年齢と共に増えてくる白髪…。「いったい髪の中でどんな変化が起こってこんなふうに色が変わってしまうのかしら…?」って、ちょっと不思議ですよね。髪の色を決めるのはメラニン色素ですが、このメラニン色素は、毛母細胞の中にあるメラノサイトで作られ、髪の中に取り込まれます(図1右)。しかし、加齢、遺伝、ストレスなどの原因によってメラノサイトの活動が低下し、メラニン色素が作られる量が減ると、白髪になってしまうのです(図1左)。
…と、ここまではわかっているのですが、白髪発生のさらに詳しいメカニズムは、現代の医学でもまだ解明されていないことがほとんど。 「黒髪に戻したい!」という大人の女性の切なる願いに応える、根本的な解決方法は残念ながら「無し」なのです。ただし、頭皮のケアやマッサージなどの育毛ケアをすることで、白髪が減ったという嬉しい声があるのも事実。つまり、頭皮の健康と白髪は、何かしら関係があるようなのです。 だから、まずは「頭皮ケアを始める」こと。これが、今できる一番前向きな白髪ケアと言えそうですね。
小説やドラマで見かける「恐怖のあまり一瞬で髪が真っ白に!」「悲しみのあまり朝起きたら白髪になっていた…」というシーン。実はこれ、事実とは言いにくい現象です。頭皮の上に生えている髪の毛は、生命活動をしていない部分なので、色が急激に変化することはあり得ないのです。だからこれは、あくまで恐怖感や悲しみを強調するための演出であり、想像上のお話。とはいえ、クヨクヨしたりストレスをためたりするのは、決して髪によいことではありませんから、気をつけて。
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